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「グラディーヴァ」(ポンペイの幻想小説)再読

 何か華やかな夢の小説を読みたくなって、 「グラディーヴァ」W・イェンゼンを久しぶりに再読しました。ポンペイの遺跡から発掘されたと思しき、若い女の歩く姿のレリーフに見惚れるうち、ついには夢と現実の境も見失い、飲み込まれていく大学の考古学の講師、ノルベルト・ハーノルト。幻とか、妄想、夢にまで現実の手触りを与え、様々なイメージが華やかに展開していく豊かさは、何度読んでも色褪せません。彼女が現れるところまで、空間的にではなく、実は夢の中、自分の内奥へ徹底的に追い求めていく心の襞の展開には引き込まれ、迷い込む一種の眩暈さえ引き起こされます。数日、頭の片隅に余韻が響きそうです。

Rimg2253 最近描いたテンペラ画の中に朧げに現れた女人像は、そういえばこの「グラディーヴァ」の姿とどこか通じるところがあるかな?

(幻想画の作品と展覧会のホームページですhttp://homepage2.nifty.com/yujin-koyama/index.html)

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