« 直島Naoshima 地中美術館 安藤忠雄(Ando Tadao) ベネッセハウス 草間弥生等の芸術家・クロード・モネ室 ジェームズ・タレル室 ウォルター・デ・マリア室 睡蓮と水面の絵 見えない建築 | トップページ | クリムトとフロイトの意外な関係 »

イサム・ノグチ庭園美術館:香川県木田郡牟礼町牟礼・美術館巡り

イサム・ノグチ庭園美術館

 直島の地中美術館についてもご紹介しましたが、同じ旅路で、イサム・ノグチ庭園美術館にも深い感銘を覚えました。

イサム・ノグチの参考書籍

 イサム・ノグチといえば、主に石の彫刻家として著名ですが、いまひとつ理解できずにいました。この制作現場でもある美術館を訪れて、その土地と空気と解け合った絶妙な感覚の調和から、イサム・ノグチの感性に了解が深く進んだような気がしました。

 高松郊外の海と山に臨んだ土地の空気、辺りに流れる時間の感覚、土の感触はそうめったにはありえない調和をなしているようにも感じられます。イサム・ノグチは、石のオブジェの制作に、鋭い感覚の触角によって探り当てたような気さえします。何よりも、イサム・ノグチ自身が厳選して、丸亀の豪商の木造家屋を解体してこの地に再建して住処としたり、制作の木造家屋も、酒造りのそれをいったん解体して運んだところにもそれを見て取れます。

 木造家屋を通り抜ける風の塩梅、深い陰翳の織り成す室内に淡く点る和紙の「あかり」、人の呼吸が宿った柱の重厚さ、板床の光り具合、すべてが主によって精密に選ばれ、さりげないながら厳密に構成されているのを感じました。それは、「あかりの彫刻」でも著名なイサム・ノグチの集大成のようにも思われました。

 この地に立って、芸術家の魂が、すっと胸に入ってきたような気がしました。

Rimg3217 Rimg3216 Rimg3215 Rimg3214_2  Rimg0009_2 Rimg0011

(写真は、一部イサムノグチ庭園美術館のパンフレットより)

 

|

« 直島Naoshima 地中美術館 安藤忠雄(Ando Tadao) ベネッセハウス 草間弥生等の芸術家・クロード・モネ室 ジェームズ・タレル室 ウォルター・デ・マリア室 睡蓮と水面の絵 見えない建築 | トップページ | クリムトとフロイトの意外な関係 »

美術館」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122514/42943057

この記事へのトラックバック一覧です: イサム・ノグチ庭園美術館:香川県木田郡牟礼町牟礼・美術館巡り:

« 直島Naoshima 地中美術館 安藤忠雄(Ando Tadao) ベネッセハウス 草間弥生等の芸術家・クロード・モネ室 ジェームズ・タレル室 ウォルター・デ・マリア室 睡蓮と水面の絵 見えない建築 | トップページ | クリムトとフロイトの意外な関係 »