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建築家、伊東豊雄(architecte Ito Toyoo)氏の創造の軌跡・オスロ図書館の設計ーー「プロフェッショナル、NHK」を見て-建築エッセイ(仙台メディアテーク)

 建築家、伊東豊雄氏のノルウェー、オスロの図書館設計コンペを巡る創造の軌跡を中心に、展開されている番組に興味を覚えました。

伊東豊雄の参考書籍

 概して、何かを創造する人の苦悩の軌跡を巡る番組は、好きなものの一つです。

 それにしても、大きなコンペに賭ける建築家の舞台裏とは大変なものですね。当たれば大きいのでしょうけれど、選外になれば徒労に終わる可能性もある。そうして積み重ねられたノウハウが次に花開くのでしょうけれど、それにしても報われないリスクも大きいものだと思いました。

 それは、たいていの仕事とか、人生そのものにも当てはまることですから、なおさら共感を覚えるのかもしれません。

 伊東豊雄氏設計の仙台「メディアテーク」は、かつて訪れてその空間を楽しみました。たしかに遮る壁などない人のつながりを促す空間には寛ぎを覚えました。他の図書館に比べ、ゆったり読書にも浸れました。

 ちょうどその折、仙台の名物でもある欅並木にイルミネーションが点され、広い窓から美しく望まれたのが印象的でした。

 オスロの図書館建築コンペでは、残念ながら伊東豊雄氏は敗退してしまいます。しかし、いくつもの幾何学的な構造を組み合わせた空間や、内部の独特の本の並べ方とか、いくつも興味深いアイデアがありました。

 建築も、絵画や小説と同様に、膨大な情報量を創造者の精神の構造に組み上げていく作業であることが強く印象に残りました。複雑化と単純化の柔軟な発想で、極限を目指していく格闘に、深い共感を覚えました。

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