「遠野を旅して」その2-座敷ワラシやカッパが現れそうな自然の中に、伝統的文化の優れた存在ー日本の名工、宮大工の菊池恭二氏ーNHKプロフェッショナルで、百年後を見据えた感動的な宮大工も、この地が地盤なんですね-旅のエッセイ
遠野の豊かな自然と人々の生活が解け合った空気の中に、ザシキワラシとかオシラサマ、カッパなどが現れても不思議はないようなイメージの喚起力があるのが妙です。
苔むした大きな岩が織り成す景観によるものでしょうか? そこにも、五百羅漢のように大飢饉の犠牲者の冥福を祈って、義山和尚によって彫られた仏が残されていたりします。
岩の間からのぞくさりげない瀬にも、飛び交う虫が幻想の生き物に一瞬見えるような雰囲気さえあります。
その自然の中に、素晴らしい名工によって築かれたと一目でわかる「福泉寺 ふくせんじ」の威容ある姿が聳え立っています。この寺の本堂にそびえる、一本の木から彫られた仏像としては最大といわれる「福徳観音像」が見るものを圧してきます。
五重塔などの修復や建立には、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」でご覧になった方も多いと思われますが、日本の名工とうたわれる宮大工の菊池恭二氏がこの地のご出身で関わっていらっしゃると聞いて、驚かされるやら納得したような気にもなりました。
写真は大雑把に並べましたが、五百羅漢や、遠野ふるさと村、カッパ淵、福泉寺などのものです
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