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日本家屋での演劇

Photo_2   三年前に個展を開催した台東区池之端の伝統的日本家屋「GALLERY藍染」で、演劇の公演があるとご案内いただき、行ってきました。

 日曜日の夕刻、少し早めに到着したので、公演に先立って池之端界隈をのんびり散歩してみました。宵闇に沈んだ古い家屋の間に、民家を改造したカフェやレストランが明かりを点してなかなか風情のある街並みを作り出しています。京都の町屋を歩いているときの感じにも似ているなと、ふと思いました。趣のあるレストランで、一夜ゆっくりと食事ができたら、さぞ楽しいことでしょう。

Photo_3  さて公演が始まるときの、ぼんやり明かりを点した入り口の門の情景です。和服姿の女性が受付に佇み、由緒ある家屋の舞台の雰囲気に早くも引き入れられます。

 ギャラリーはカフェにもなっていて、その場がそのままステージになります。観客が座れるのはせいぜい三十席ですが、当日の立ち見の観客も含めてぎっしりの盛況振りでした。

 ほのかな照明に陰翳のグラデーションが奥深く描かれた空間でドラマが始まりました。

 歴史を刻んだ家屋を守ろうとする家族や建築家、思い出の人々がカフェを訪れ、人間模様を描き出していきます。実際の家屋やギャラリーのご主人との人生とも少しずつ重なり合いながら、リアリティーのある展開が進行していきます。個展を開催した時の情景や思い出が、ドラマに刺激されてたくさんあふれ出てきて、観劇しながら同時に深い思いにもいつのまにか耽っていました。

 日曜日のいっとき、伝統の時間と、個展の記憶と、演劇のドラマとが重なり合う、密度濃い時空間の至福の内に過ごすことが出来ました

「humming4」ポカリン記憶舎cafe公演:2010.5.27~6.2

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