サハラ砂漠の砂時計

 Photo 今年の誕生日にもらったサハラ砂漠の砂時計、気に入っています。早朝にコーヒーを飲みながら、書斎の机で砂が落ちていくのを眺めていると、砂漠の中で砂音を聞いているような気分になります。やや赤みを帯びたキラキラ光る粒を含んだ砂。

 落ちる砂が下の方に少したまって、それからまとまって崩れる様は、砂漠の小山が崩れるのを彷彿させます。小さなガラスの容器の中で、思いがけず広大な想像の世界が広がって、いつまで見ていても飽きません

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ダニエル・オスト(Daniel Ost)氏の東寺での花の展示に恋焦がれて

 小説の原稿を、渋谷の郵便局で出版社に速達書留で送り終えて、宮益坂を登りきり、なぜか必ず立ち寄る青山のフローリストの店がある。季節ごとの店頭のフラワーアレンジメントの妙に、原稿を書き終えた解放感が報われる。

 たしか、夏の終わりのほおずきの鮮やかな色彩のアレンジメントは印象的だった。そして、決まって店の奥にある椰子や南国の植物が豊富な店内をいっとき歩き回るのが楽しみになっている。

 最近、その店頭に、世界的なフラワーアレンジメントの専門家、ダニエル・オスト氏の京都、東寺での花の展示の案内があり、チャンスがあれば、是非行ってみたいと思っていた。

 なにせ、「弘法大師・空海が帰朝してから1200年。記念となる今年の秋、世界各地の歴史的建築を舞台に美しい花の造形を創り続けてきたベルギー王室御用達のフラワーアーティスト、ダニエル・オストが弘法大師の聖地として知られ、真言密教の総本山である世界文化遺産・東寺において、かつてない花の芸術に挑みます」とパンフレットにはある。しかし、残念ながら、展示の期間は明日、十一月二十四日までで、チャンスを逸してしまいそうだ。

 どなたか、行かれた方から感想でも伺えれば、どれほど幸いなことか。弘法大師、世界遺産、ベルギー王室御用達のフラワーアレンジメントとやらが、いったいどんな結びつきを見せるのだろうか?

Photo 「花朧」(テンペラ混合技法)

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吉村順三設計 天一美術館(岸田劉生の麗子像)を再び訪ねて 夢の建築空間 

 谷川岳の厳しい山懐にある秀逸な美術館を再び訪れる機会があった。建築家、吉村順三氏晩年の傑作のこの美術館の印象は、心の中にずっと刻み付けられていたような気がする。

 一個の建築が、神秘の光彩を放って心の片隅に住み続ける珍しい例だ。

 こじんまりしていながら、山の風景の中に蹲るように建つ内部に入ると、思いがけなく広い空間と、大きなガラス窓一杯に広がる山の眺めに圧倒される。

 紅葉の最盛期で、小雨に煙った向こうの山を、ゆっくり霧が昇っていく。岸田劉生の「麗子像」や梅原龍三郎、安井曽太郎、マチス、ピカソなどの絵画や陶器の名品をじっくり鑑賞した後、時間を忘れて山の自然に溶け込む時間を味わった。

吉村順三の参考書籍

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